万年筆
ましろ / 会社員
名鉄百貨店は70年、
さまざまな物語に寄り添ってきました。
あの日の思い出、大切なものが、
誰かの心に今も残るように。
ましろ / 会社員
結婚準備の為、
母と名鉄百貨店へ行き
婚礼箪笥を買ってもらいました。
当時はクローゼットなど無く
箪笥は必須アイテムでした。
たくさんある中で
桜の木でできた物に一目惚れして
それを選びました。
年々艶が出て良い色となり、
今も我が家で
活躍してくれています。
よよよ / 専業主婦
そのお客様は
すでに他店にてご購入の品を手に
ご来店されました。
お声かけすると
“選んだ品には
目立つ深いシワがありそのままで、
ラッピングも雑。
大切な人へのギフトのため
このままでは渡せない”と
非常に困ったご様子でした。
私はすぐにラッピングをほどき
アイロンでシワを直し
再び丁寧にラッピングをしました。
「他店で購入した品にもかかわらず
嫌な顔ひとつせず
親切に対応してくれた事が
とても嬉しかった」
と後日お客様からメールを頂戴しました。
帰り際のお客様の最高の笑顔は
今も忘れられません。
名鉄百貨店 / 紳士服担当
初めてできた彼への
クリスマスプレゼントに、
革手袋を買った。
極限まで薄くなめした革は、
驚くほど柔らかい。
「手袋を折りたたんだら、
クルミの実の中にしまえるほど、
薄くする技術があります。
手袋は革製品の中でも
とりわけ縫製が難しい。
指の一本一本に沿うように
縫わねばならないのですが、
特に難しいのは指と指とのあいだ、
水かきになったところです」
と店員さんは言った。
「指の曲線にぴったりフィットして、
革が皮膚の一部のように
吸いついて暖かい」
と彼は満足してくれた。
結婚10年経つ今も、愛用している。
もこもこ / 自営業
私は学生時代に名鉄百貨店で
アルバイトをしていたこともあって
特別に思い入れの強い百貨店です。
心の中では
名鉄百貨店=ナナちゃん人形
だと思っています。
4月の新聞広告でナナちゃん
バースデーウィークの記事を見て
記念グッズをたくさん買いました。
そのうちのハンカチを
母にプレゼントしたら
とても喜んでいました。
なぞの旅人てつ / 会社員
ある日、
ワンピースを探される方が
ご来店されました。
「丈が長めで体の線がでなくて、
派手すぎないもの何かないですか」
お客様のお顔を眺めながら頭の中では、
在庫の商品を思い浮かべ、
ピタッときたものの所へお連れしました。
色違いの3色の中から
これだという1点を選ばれ帰られました。
その数日後、電話が鳴りました。
「あのワンピース、
すごく似合っていてみんなに
素敵とほめられたの、
ありがとう。」
私にとって
心に残る大切な出来事でした。
名鉄百貨店 / 婦人・子供服担当
今ではどんな名前だったかも
忘れてしまいましたが、
20年以上も前に
名鉄百貨店でベビー服や育児用品を
割引してもらえる会員になっていました。
初めての出産、
育児にわくわくしながら
いろいろなものを買い揃えたのを
思い出します。
ハローベビーという冊子が
定期的に作られていて、
子供達を載せてもらったものは
今も大切に取ってあります。
よしえ / 専業主婦
白髪の良くお似合いのA様との出会いは、
お召しのコートの紐の始末を
どうしたらよいか?と
突然声をかけられ、
服の販売経験はありませんでしたが、
見様見真似で結んで差し上げたところ、
気に入ってくださったことが
きっかけでした。
それから、 3か月に一度のペースで
ご来店くださるようになりました。
好みがはっきりしていて、
サバサバとした
とても気持ちの良いA様との時間は、
元気をいただける
とても楽しい時間となり、
何年も続きました。
ある年、しばらく来店がなく
心配していたところ、
いつもの優しい笑顔で
お越しになりました。
いつもと変わらない接客の中で、
長らく闘病中だったご主人様が
亡くなられたこと、
故郷に帰ることになったこと、
今日はその挨拶に来たとの事でした。
お見舞いの帰りの
気分転換のための来店だったことも
初めて知りました。
今でもコートの時期になると
A様とのかけがえのない時間を
思い出します。
名鉄百貨店 / 紳士洋品雑貨
仕事でいやなことがあった帰り
名鉄百貨店をウインドーショッピング。
高価なバッグを見ながら
「高すぎて買えない」
「これも高すぎて買えない」
独り言に苛立っていると、
そのすぐ隣にかわいい
グローブクリップを見つけました。
もうすぐお誕生日だし、
自分へプレゼント。と購入。
きれいな包装にも満足して
スキップして帰りたくなる気分に
なったことを覚えています。
グローブクリップ、
今も冬のお出かけに
活躍してくれています。
ぺいじん / パート・アルバイト
子供の頃、岐阜に住んでいました。
小学生になった頃でしょうか、
親に連れられ、名鉄電車に乗って、
当時の新名古屋駅で下車し、
名鉄百貨店に行きました。
お昼に、同百貨店で
お子様ランチを初めて食べたのですが、
その味のおいしさは
60歳を過ぎた今でも
忘れられません。
Jung / 公務員
初めてのお孫様誕生にて、
出産準備セットを
ご購入していただいたお客様。
接客に自信がついてきたこともあり、
自信を持っておすすめできました。
その後、
お誕生日はもちろん、
サイズアップするたびに
お立ち寄りいただきました。
いつの間にか私のことを
ニックネームで
呼んでくださるようになり、
嬉しかったです。
名鉄百貨店 / ブックストア担当
22歳の時、初めて女性との交際で、
その人の誕生日が
5月3日と知り大急ぎで
名鉄百貨店にプレゼントを
買いに行き、迷いましたが
梅雨も近いと思い傘を買いました。
プレゼント用の包装を
頼みましたところ、
店員の方が
母の日のプレゼントですか?
と言われましたので
彼女へのとは恥ずかしさもあって言えず
母の日用のタグと共に
梱包されてしまいました。
家で丁寧に梱包を外しタグを外しました。
シャイだった自分が懐かしいです。
彼女は今の妻ですが、
そんなことは何も知りません。
ワッキー
その日、
本店で東北の物産展が開催されており、
わんこそばの東家さんが
出店されていました。
電車に乗って会場に訪れた私たちは、
父親の私と中学生の長男、
小学生の長女の3人で、
わんこそばをお腹がはちきれんばかりに
食べることができました。
今でも台所にその時の記録が書かれた
木札がぶら下がっており、
時折、
当時を楽しく思い出します。
ねこかいぬし / 公務員
結婚が決まり、
新居で使う食器を母と選びました。
よいお品を買ってもらったので、
32年経ちましたが、
まだ、毎日、使わせて頂いています。
新米主婦だった私も、おばあちゃん。
失敗が多かった、若い時と比べて、
少しは、料理の腕も、あがったかな?
食器は、毎日黙って、
励まし続けてくれました。
感謝です。ありがとう。
みーさん / パート・アルバイト
社会人1年生になった男性が
実家へGWに帰省する際、
母へ初任給で
何かプレゼントをしたい…と
「何か」を探していた時に、
お花と布小物を提案した時に
ホッとした表情がうかがえました。
「これで安心して実家に帰れます」
と笑顔で言われた時、嬉しかった。
名鉄百貨店 / 婦人・子供服担当
結婚が決まり、
新居で使う食器を母と選びました。
よいお品を買ってもらったので、
32年経ちましたが、
まだ、毎日、使わせて頂いています。
新米主婦だった私も、おばあちゃん。
失敗が多かった、若い時と比べて、
少しは、料理の腕も、あがったかな?
食器は、毎日黙って、
励まし続けてくれました。
感謝です。ありがとう。
みーさん / パート・アルバイト
社会人1年生になった男性が
実家へGWに帰省する際、
母へ初任給で
何かプレゼントをしたい…と
「何か」を探していた時に、
お花と布小物を提案した時に
ホッとした表情がうかがえました。
「これで安心して実家に帰れます」
と笑顔で言われた時、嬉しかった。
名鉄百貨店 / 婦人・子供服担当
今ではどんな名前だったかも
忘れてしまいましたが、
20年以上も前に
名鉄百貨店でベビー服や育児用品を
割引してもらえる会員になっていました。
初めての出産、
育児にわくわくしながら
いろいろなものを買い揃えたのを
思い出します。
ハローベビーという冊子が
定期的に作られていて、
子供達を載せてもらったものは
今も大切に取ってあります。
よしえ / 専業主婦
初めてできた彼への
クリスマスプレゼントに、
革手袋を買った。
極限まで薄くなめした革は、
驚くほど柔らかい。
「手袋を折りたたんだら、
クルミの実の中にしまえるほど、
薄くする技術があります。
手袋は革製品の中でも
とりわけ縫製が難しい。
指の一本一本に沿うように
縫わねばならないのですが、
特に難しいのは指と指とのあいだ、
水かきになったところです」
と店員さんは言った。
「指の曲線にぴったりフィットして、
革が皮膚の一部のように
吸いついて暖かい」
と彼は満足してくれた。
結婚10年経つ今も、愛用している。
もこもこ / 自営業
私は学生時代に名鉄百貨店で
アルバイトをしていたこともあって
特別に思い入れの強い百貨店です。
心の中では
名鉄百貨店=ナナちゃん人形
だと思っています。
4月の新聞広告でナナちゃん
バースデーウィークの記事を見て
記念グッズをたくさん買いました。
そのうちのハンカチを
母にプレゼントしたら
とても喜んでいました。
なぞの旅人てつ / 会社員
ある日、
ワンピースを探される方が
ご来店されました。
「丈が長めで体の線がでなくて、
派手すぎないもの何かないですか」
お客様のお顔を眺めながら頭の中では、
在庫の商品を思い浮かべ、
ピタッときたものの所へお連れしました。
色違いの3色の中から
これだという1点を選ばれ帰られました。
その数日後、電話が鳴りました。
「あのワンピース、
すごく似合っていてみんなに
素敵とほめられたの、
ありがとう。」
私にとって
心に残る大切な出来事でした。
名鉄百貨店 / 婦人・子供服担当
初めてのお孫様誕生にて、
出産準備セットを
ご購入していただいたお客様。
接客に自信がついてきたこともあり、
自信を持っておすすめできました。
その後、
お誕生日はもちろん、
サイズアップするたびに
お立ち寄りいただきました。
いつの間にか私のことを
ニックネームで
呼んでくださるようになり、
嬉しかったです。
名鉄百貨店 / ブックストア担当
22歳の時、初めて女性との交際で、
その人の誕生日が
5月3日と知り大急ぎで
名鉄百貨店にプレゼントを
買いに行き、迷いましたが
梅雨も近いと思い傘を買いました。
プレゼント用の包装を
頼みましたところ、
店員の方が
母の日のプレゼントですか?
と言われましたので
彼女へのとは恥ずかしさもあって言えず
母の日用のタグと共に
梱包されてしまいました。
家で丁寧に梱包を外しタグを外しました。
シャイだった自分が懐かしいです。
彼女は今の妻ですが、
そんなことは何も知りません。
ワッキー
その日、
本店で東北の物産展が開催されており、
わんこそばの東家さんが
出店されていました。
電車に乗って会場に訪れた私たちは、
父親の私と中学生の長男、
小学生の長女の3人で、
わんこそばをお腹がはちきれんばかりに
食べることができました。
今でも台所にその時の記録が書かれた
木札がぶら下がっており、
時折、
当時を楽しく思い出します。
ねこかいぬし / 公務員
私が中学校に入学する直前の三月でした。
祖母と一緒に名鉄百貨店に出かけました。
入学祝いとして
私は万年筆を買ってもらうことにしました。
当時の私は読書が大好きで
「将来は小説家になる!」
と周囲の大人たちに得意げに話しており、
伯母が使っていた万年筆に
大変憧れていました。
12歳の私には百貨店はキラキラした
何でも売っている夢のような場所でした。
そこで大人っぽい
赤い万年筆を買ってもらいました。
小説家にはなれませんでしたが、
30年経った今でも
その万年筆を大切に使っています。
大変良い思い出です。
ましろ / 会社員
結婚準備の為、
母と名鉄百貨店へ行き
婚礼箪笥を買ってもらいました。
当時はクローゼットなど無く
箪笥は必須アイテムでした。
たくさんある中で
桜の木でできた物に一目惚れして
それを選びました。
年々艶が出て良い色となり、
今も我が家で
活躍してくれています。
よよよ / 専業主婦
そのお客様は
すでに他店にてご購入の品を手に
ご来店されました。
お声かけすると
“選んだ品には
目立つ深いシワがありそのままで、
ラッピングも雑。
大切な人へのギフトのため
このままでは渡せない”と
非常に困ったご様子でした。
私はすぐにラッピングをほどき
アイロンでシワを直し
再び丁寧にラッピングをしました。
「他店で購入した品にもかかわらず
嫌な顔ひとつせず
親切に対応してくれた事が
とても嬉しかった」
と後日お客様からメールを頂戴しました。
帰り際のお客様の最高の笑顔は
今も忘れられません。
名鉄百貨店 / 紳士服担当
白髪の良くお似合いのA様との出会いは、
お召しのコートの紐の始末を
どうしたらよいか?と
突然声をかけられ、
服の販売経験はありませんでしたが、
見様見真似で結んで差し上げたところ、
気に入ってくださったことが
きっかけでした。
それから、 3か月に一度のペースで
ご来店くださるようになりました。
好みがはっきりしていて、
サバサバとした
とても気持ちの良いA様との時間は、
元気をいただける
とても楽しい時間となり、
何年も続きました。
ある年、しばらく来店がなく
心配していたところ、
いつもの優しい笑顔で
お越しになりました。
いつもと変わらない接客の中で、
長らく闘病中だったご主人様が
亡くなられたこと、
故郷に帰ることになったこと、
今日はその挨拶に来たとの事でした。
お見舞いの帰りの
気分転換のための来店だったことも
初めて知りました。
今でもコートの時期になると
A様とのかけがえのない時間を
思い出します。
名鉄百貨店 / 紳士洋品雑貨
仕事でいやなことがあった帰り
名鉄百貨店をウインドーショッピング。
高価なバッグを見ながら
「高すぎて買えない」
「これも高すぎて買えない」
独り言に苛立っていると、
そのすぐ隣にかわいい
グローブクリップを見つけました。
もうすぐお誕生日だし、
自分へプレゼント。と購入。
きれいな包装にも満足して
スキップして帰りたくなる気分に
なったことを覚えています。
グローブクリップ、
今も冬のお出かけに
活躍してくれています。
ぺいじん / パート・アルバイト
子供の頃、岐阜に住んでいました。
小学生になった頃でしょうか、
親に連れられ、名鉄電車に乗って、
当時の新名古屋駅で下車し、
名鉄百貨店に行きました。
お昼に、同百貨店で
お子様ランチを初めて食べたのですが、
その味のおいしさは
60歳を過ぎた今でも
忘れられません。
Jung / 公務員
この度、名鉄百貨店70周年を記念して、オリジナルロゴを製作しました。
虹モチーフを、「ナナちゃん」と「70周年」にもかけたナナ色(虹色)で表現。名鉄百貨店と地域との架け橋となる虹のような存在でありつづけたいという願いを込めました。
私が中学校に入学する直前の三月でした。
祖母と一緒に名鉄百貨店に出かけました。
入学祝いとして
私は万年筆を買ってもらうことにしました。
当時の私は読書が大好きで
「将来は小説家になる!」
と周囲の大人たちに得意げに話しており、
伯母が使っていた万年筆に
大変憧れていました。
12歳の私には百貨店はキラキラした
何でも売っている夢のような場所でした。
そこで大人っぽい
赤い万年筆を買ってもらいました。
小説家にはなれませんでしたが、
30年経った今でも
その万年筆を大切に使っています。
大変良い思い出です。