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[めいてつローカーボ生活] 管理栄養士 渡邉先生のコラム 4

開催中

脂質をうまく摂る方法

前回まで

前回までは「どれくらいどこの食事の糖質を減らすか」を話しました。今回は糖質を減らすだけでは空腹感が強く、長く続かないためそれを補う「脂質摂取」について話をします。


献立の立て方

まず献立を考えるときは、和食よりも洋食・中華料理の方がお勧めです。

和食は「脂が少ない」「砂糖、みりんを使うことが多い」「根菜類など糖質の多い食材」を使う献立が多い」のですが、一方、洋食・中華料理は「脂」を多く使う料理が多く、腹持ちが良いからです。

たとえば、「鯛の刺身」と「鯛のカルパッチョ」を比較してみてください。刺身は魚に含まれる脂だけですが、カルパッチョは魚の脂に加え、脂の含まれるイタリアンドレッシングやマヨネーズなど脂質の多い物を多く使います。

次に「湯豆腐」と「麻婆豆腐」を比較してみてください。「湯豆腐」は全く脂を使いません。それに比べ「麻婆豆腐」は肉ミンチの脂、それを炒める油、風味付けのラー油など脂を多く使います。

どちらも和食より洋食・中華料理の方が脂質を多く摂取できることがよくわかります。


食材の選び方

図をみてください。数字は肉100gに含まれる脂質の量です。牛肉、豚肉を選ぶなら「モモ肉」より「ロース肉」、「ロース肉」より「バラ肉」を選びましょう。同じグラムの肉でも含まれる脂質量に大きく違いがあります。


鶏肉を選ぶときも「ササミ肉」より「ムネ肉」、「ムネ肉」より「モモ肉」を選びましょう。


魚を選ぶ時も「天然」より「養殖」、日本産より外国産の方が脂を多く含みます。

ブリの図を見てください。天然は赤っぽく、養殖は白っぽくみえますね。白っぽくみえるのが脂です。細かい事ですが脂質の多い食材を選ぶだけでも腹持ちは大きく違います。



次回は「脂質をうまく摂る」ための調味料の活用や、具体的な献立についてお話します。


コラム著者 渡邉 志帆 氏 (わたなべ しほ)

灰本クリニック管理栄養士。NPO法人日本ローカーボ食研究会所属
1988年生まれ。2010年名古屋経済大学管理栄養学科卒業後、高齢者施設の管理栄養士を経て2014年より現職。ローカーボ食により糖尿病と肥満の治療、および低体重患者の栄養管理の指導を行っています。

NPO法人日本ローカーボ食研究会は、ローカーボ(糖質制限、低炭水化物)食による糖尿病・メタボリック症候群の治療を安全に、そして有効に実施する為に2011年3月に灰本氏を中心に設立されました。ローカーボ食の科学的な研究、海外文献の紹介、定期的な研究会開催などを行い、それを基に医療機関だけでなく食品・健康機器関連会社、製薬会社、一般の患者さんへ啓蒙と普及を目的としています。ローカーボ食の有効性だけでなく弱点や課題も含めた総合的な科学情報を提供します。現在、東海地方を中心に10の病院・クリニック等が協賛医療機関として登録しています。

灰本クリニック
http://www.haimoto-clinic.com/

日本ローカーボ食研究会
http://low-carbo-diet.com/


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